現職者が思う研究職の魅力とは?

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研究・開発・生産技術の仕事の違いとそれぞれのやりがい

理系枠としてメーカー企業に採用される場合、そのほとんどは「研究職」「開発職」「生産技術職」のいずれかに配属されます。

この3つは明確に分類をされないこともありますが、大きな会社になるとそれぞれの役割ごとに明確に目標が設定されています。

大雑把にこの3つの仕事の内容をまとめると、まず「研究職」とは文字通り新たな技術や化学物質を研究によって発見していくという仕事になります。

大学や研究機関ならばある程度研究者の裁量によってできる研究もありますが、企業の研究機関ならば「既存製品よりも耐久性のあるゴム成分を作れ」といったようにある目的に従った研究をするように目標が提示されることがほとんどです。

少し話はそれますが以前大きくニュースで取り上げられた大手ゴムメーカーの性能偽装事件では研究不正が行われたということが問題になりましたが、営業や経営者側からの厳しいプレッシャーに負けて本来の手順ではない研究方法をとり虚偽の報告をしてしまったのかもしれません。

研究職というのは他の誰も発見していない新しい技術を作り出すというところが仕事の魅力なのですが、同時に期限内に結果を出すことができなかったら研究そのものが打ち切られてしまうこともあるという厳しい環境でもあります。

「開発職」は研究職が開発をした新たな技術を実際の製品に導入するための作業を行うという仕事になり、「生産技術」は実際に生産ラインに乗せる場合の品質管理を行っていく仕事を担当します。

どの仕事にも高いやりがいがありますが、やはり研究職は最も責任が重くその企業の事業の方向性を決める重要な業務ということで負われる責任もより大きくなります。

研究職に就くための適性・スキル

研究職に就くためには専門の高いスキルが必要になるため、採用に至るためにはかなり厳しい試験を通らないといけません。

研究職として採用されるための最低条件となるのはまず必要な技術分野の専攻をしたという学歴があるということと、在学中に特定の研究室などに入ってそこで実際に何らかの研究活動に従事したという経験があるということです。

研究をするということは通常の大学などの教育を受ける「受講」とは全く姿勢の違うものですし、何人かのスタッフで一つの成果を出すための作業をするという難しさも知っていないといけませんのでやはり経験がない人がいきなり研究職に入るということは難しいと言えます。

ただし研究の経験があるからといってそれですぐに採用に有利になるというわけではなく、それにプラスして研究員としての自己PRに繋がる経歴があることが望ましくなります。

具体的には「大学~大学院でトップクラスの成績をおさめていた」「自分の専門分野以外にも得意な分野がある」「周囲の人間と円滑なコミュニケーションをとることができるスキルがある」といったようなことです。

研究職というのは狭き門でもあることから、有名な教授や他の研究者からの推薦があるといった人脈もまた研究職においては重要になってきます。

研究バカではいけないのが現状

昔ながらの大学の研究者のイメージはいわゆる「研究バカ」と言われるようなその世界のことについては誰よりも詳しいといった専門知識を持った人というものでした。

ですが現在では技術研究そのものがかなり成熟をしており、一点集中的な知識では商品開発をすることができないという状態になっています。

そのためこれからの研究者に求められるのは特定の専門分野だけではなく複数の知識を広く持っている人材であるということです。

例えば化学分野であっても有機化学や高分子化学、レジストや液晶技術など先端の商品開発に必要な技術について横断的に知識を得るといった感じです。

技術は毎日のように進歩をしているわけなので、高い好奇心と向学心を持って前向きに取り組んでいくということができるのが研究職の大きな魅力と言えます。